さて、世界中のスーパーに並んでいるミネラルウォーターのもと(原料)が、地球上に落ちた一滴の雨粒だということは、前回お話しました。そしてこの雨粒は、何十年もの時間をかけ大地の奥深くにたどり着きます。この、長い時間をかけて自然のチカラでろ過された水には、地層の中のミネラルが沢山含まれています。ミネラルウォーターのラベルには、その水が育ってきた環境や水のタイプ。そして、そこに含まれているミネラルや成分について詳しく書かれています。
【水の中のミネラル】
では水道水も含め「水」として売られているものの中には、一体どんなミネラルが含まれているのでしょうか?日本の場合、ボトルのラベルには、マグネシウムやカルシウム、カリウムといったミネラルがどの程度含まれているのかが書かれています。
ミネラルとは、ずばり鉱物。人のカラダの中だけで作り出すことができない成分のことです。ミネラルは人のカラダにとって重要な「微量要素成分」で、毎日ほんの少しで良いかわりに、絶対に必要なものとされています。
でも、毎日必要だからと言ってサプリメントなど吸収力の高いタブレットで過剰にミネラルを取り過ぎてしまうと、人によってはマグネシウムやカルシウム血症といった副作用が出てしまう心配もあります。そのためミネラルは、できるだけ「食べもの」から取ることが大事なポイントです。そういう点では、ミネラルウォーターは最も安全で手軽で確実にミネラルをとれるスーパー・フードなのです。