ここ数年のうちに日本でもミネラル水が大量に販売されるようになりました。最近ではオフィスやコンビニ・スーパーなどの食料品店だけでなく、一般家庭の中にも「浄水器」ではなく「ウォーターサーバー」を自宅に置いてミネラル水を飲まれる方が増えています。でも。水道水もミネラルウォーターも含めて、水には一体どんな種類、どんな基準があるのでしょうか?ここでは、水の基本知識として、まずは水道水やミネラル水がどのようにして皆さんのお手元に届いたのか?その水のプロフィールを知る方法について紹介していきます。
◆水のプロフィール◆
世界中のスーパーに並ぶミネラルウォーター。その大もと、原料になっているのは、地球上の各国の森に落ちた一滴の雨です。それが、何十年かの時間を経て自然に湧き出したり、あるいは深い井戸から汲み上げられて、小さなボトルに詰められ売られています。みなさんがコンビニやスーパーで手にするミネラルウォーターも、もとをたどれば自然界に落ちた一滴の雨粒ということになるのです
日本では現在、国の決めたガイドラインによってミネラルウォーター(容器入り飲料水)がどのような場所で生まれ、どのような加工をしてボトルに詰められたのか?水のプロフィールともいうべき、これらの情報はボトルのラベルに表示するように決められています。ざっと10個ほどの項目がありますが、とても大事な項目なので覚えておいてくださいね。
◆ラベルに書かれていること◆
- 品名(ナチュラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーター・ミネラルウォーター・ボトルドウォーター)
- 原材料名(水:鉱水・鉱泉水・湧水・温泉水・浅井戸水・水道水/添加物があるか?など)
- 内容量(LまたはmLで表示)
- 賞味期限(品質保持期限)
- 保存方法
- 採水地
- 使用上の注意
- 使用方法
- 製造者等
- 原産国(輸入商品のみ)
日本の場合、水道水は51の検査項目、ミネラルウォーターなら18の検査項目によって水の品質の安全を管理しています。こういったラベル表示や検査項目を見てゆくと、水は食品。口に入れて安全であることが絶対条件になっていることが良く分かります。