カラダの中にキチンと水分を補給してゆくためには、のどが渇いた時に好きなだけ飲む一気飲みでは効果的とは言えません。一度に沢山の水を飲んでもカラダはその水を全て吸収することはできません。そのため水分補給では『少しずつ分割して飲む』ことがポイントになります。
◆ 効果的な飲用法 ◆
それでは、効果的な水の飲み方とは、どのような飲用法なのでしょうか。まず最初に知っておいて頂きたいのは、1日に必要な水の量です。ひとのカラダから1日に出てゆく水は約1.5L。そのほとんどは、おしっことウンチに含まれています。必要な水分が十分補給されないと、カラダの中の水は不足し「出すべきもの」がキチンと出せなくなってしまいます。
イタリアをはじめヨーロッパでは、温泉や水を飲むことで健康になろうとする水治療法、いわゆる飲泉アクアリズムがあります。ヨーロッパのような専門的な医療SPAとまではいかなくとも、日本でもセルフ・トリートメントとして意識して水を飲むことはとても大切なことです。まずは1日に必要な水の量を知り、自分のニーズにあった水を選ぶことを意識するだけで、カラダは素直に反応してくれるようになります。
◆ 小まめなひと口補給 ◆
それでは、きちんとカラダに入る水分補給。効果的な飲用法とは、一体どんな飲み方でしょうか。
スーパー・モデルでもないのに1日1.5Lもの水を飲むなんて無理!なんて言わないでくださいね。ポイントさえ押さえれば、実にカンタン。カラダが必要とするタイミングで、ほんの3くち(150ml)、お水を飲むだけで良いのです。
朝目が覚めた時→朝食の時→10時の休憩→ランチの時→3時の休憩→帰宅時→夕食時→お風呂の前→お風呂の後→眠る前
覚えにくいなと言う方は、トイレに立った後は必ずお水を口にする、と覚えておいて下さい。最初は慣れないかもしれませんが、1週間もするとこのタイミングにも慣れて効果的な水分補給ができるようになります。